融資には借入依存度よりもキャッシュフローが大切な理由

融資には借入依存度よりもキャッシュフローが大切な理由

借入依存度とは、金融機関が融資先の返済能力を評価するときの指標です。次のような計算式で算定します。

 

借入金依存度 = 有利子負債 ÷ 総資産 ×100(%)

 

ここでいう有利子負債とは、利子を支払わなければいけない負債のことであり、具体的には「借入金や社債、割引手形」などを指します。

 

また、総資産とは、他人資本(負債)と自己資本の合計額のことを指します。つまり、借入依存度とは総資産に対する有利子負債の比率です。

 

この借入依存度が高いほど、借入金の返済能力の評価は低いと判断されます。企業が、資産規模に対して、適当な水準で外部資金を抱えていなければなりません。

 

借入依存率が「50%を超える場合」は、外部資金を抱え込みすぎているため、借金体質であると判断され、金融機関の評価も低くなります。

 

それでは、健全な借入依存度とはいくらといわれているのでしょうか。それは、30%以下といわれています。

 

その一方、財政面が危険水域にあると判断されるのは、卸売業で50〜55%、製造業で60〜65%程度と言われています。

 

しかし、借入金とはその企業が大きく進展するために必要なものです。そのため、借入依存度だけで、その企業の健康状態を測定するのは早計です。

 

そこで、金融機関は、企業の運用能力をキャッシュフローでも評価します。

 

キャッシュフローとは次のような計算式で算定します。

 

キャッシュフロー = 経常利益 + 減価償却費 − 税等

 

近年では、キャッシュフローが大きい企業が借入を受けやすくなりました。


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